ERR_SSL_PROTOCOL_ERRORの原因と解決方法【WordPressユーザー向け】

 

ERR_SSL_PROTOCOL_ERRORの原因と解決方法【WordPressユーザー向け】

WordPressやブログを運営していると、時々 「ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR」 というエラーが表示され、サイトにアクセスできなくなることがあります。
これは主に SSL証明書の設定や期限切れ が原因で発生するエラーです。日本では エックスサーバー(Xserver)ConoHa WING を利用する方が多いため、それらの環境を例に解決方法をまとめました。






ERR_SSL_PROTOCOL_ERRORが発生する主な原因

  • SSL証明書が発行されていない、または期限切れ

  • ドメインとSSL設定の不一致(wwwあり・なしの混在)

  • CDNやCloudflareとのSSL競合

  • HTTPSリダイレクト設定の不備


解決手順(Xserver・ConoHa WINGを例に)

1. SSL証明書の状態を確認

  • Xserverの場合:サーバーパネル → 「SSL設定」 → 無料独自SSLの有効状態を確認

  • ConoHa WINGの場合:コントロールパネル → 「サイト管理」 → 「SSL」タブで確認

  • 有効でない場合は「無料独自SSL(Let’s Encrypt)」を有効化(数分~30分で反映)


2. ドメイン設定を確認

  • ドメインが正しくサーバーに向いているかをチェック

  • ネームサーバー設定が他サービス(例:お名前.com、Cloudflare)になっている場合は、そのサービスでもSSLを有効化する必要があります。


3. HTTPSリダイレクトを設定

.htaccessに以下を追加

RewriteEngine On RewriteCond %{HTTPS} off RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [L,R=301]

また、XserverやConoHa WINGの管理画面には「HTTPSリダイレクト(常時SSL化)」を有効化するオプションがあります。これをONにするのが簡単です。


4. ブラウザキャッシュをクリア

  • Chromeなら chrome://net-internals/#sockets にアクセス

  • 「Flush socket pools」をクリック後、ブラウザ再起動


5. Cloudflareを使っている場合

  • CloudflareのSSLモードを Full (Strict) に設定

  • Cloudflareの証明書ステータスが有効になっているか確認


それでも解決しない場合は?

  • サーバー会社(Xserverサポート・ConoHaサポート)へ直接問い合わせ

  • WordPressプラグイン(特にリダイレクト系・セキュリティ系)の競合もチェック

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